印刷会社の面接を受ける 42歳男の再就職活動 その6
2016/09/03
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募集要件など全く確認せずの応募でしたよ
前回の記事”できるのか?42歳男の再就職活動 その5”にて、4月から入社予定の会社の1次面接の様子をお伝えしましたが、
書類審査で60社以上も落ち続けたリクルートエージェントから書類通過のメールが!
会社名を聞くも”??”状態、それもそのはずでなんでもいいから全部応募しろとのことだったので、
リクルートエージェントから応募した会社は、正直求人の詳細を見るまで全く内容すらわからないのです。
で、さっそくチェックしてみると、
・管理職候補
・10人の部下をマネジメントする
・同時に営業もするプレイングマネジャー
とあるじゃないですか!?
入社と同時に管理職とか絶対無理!?!?
と完全に拒否反応が出てしまいましたが、面接に通った案件は一切断ってはいけないというリクルートエージェントの厳しいルールがあり(面接後のキャンセルはいいらしい)、
渋々予定を入れました。
創業50年を超える老舗企業でしたが
会場には5分前に行くのが常識というのはわかっているのですが、
家が電車の駅までチャリで30分の僕はそういう細かい調整はできないため、ほぼ毎回20分くらい前に到着してしまいます。
で、まだまだ寒いため外で時間を潰すのも一苦労です。
が、だいぶ慣れてもきたので、会社の前を通ってみます。自社ビルだそうですが、
活気が全くありません
今にも潰れそうです。僕は印刷業界にいて大小様々な業界内の会社さんの栄枯盛衰を見てきたので”そろそろやばい”とか”儲けまくっている”とか雰囲気で大体分かるのですが、
ここはおそらく5年後には存在していない気がします。
この自社ビルの他に印刷工場を持っていると言ってましたが、おそらく創業者さんの遺産でしょう。確か売り上げ12億(2012年)とググったら出てきたので、今はきっと7億くらいか?
などと妄想しつつ時間がきたので受付に向かいます。
今までで最も”面接”っぽかったが
内線で受付を済ませると、疲れた感じの初老のバーコードヘッドおじさんが迎えてくれました。
この人が営業部長かな?と思っているともう一人優しそうなおじさんが登場、まぁどう見ても社長です。
というわけで今回の面接は2対1の、1次から社長面談ということになりました。
薄暗いショールームを通って会議室らしき所に到着、自己紹介的なところから始まりました。
”おっ、転職サイトに載ってるような普通の面接じゃん!”
と前もって準備してきた自己PRなどなどを流暢に話す。
が、いちいち引っかかる営業部長と自分の自慢がしたい社長。
これが圧迫面接か?
と思いながら、このまま負けているわけにはいかないので、
”御社には他社にはない技術や強みはありますか?”
と聞いてみたところ、
”マーケティング力と提案力だ”
とのお答えが、、、。
他には?、、、ないそうです。
特許を持った商品とか特別な印刷技術とかこの業界に特化したノウハウとかそういうものはなく、プレゼン時の提案力や分析力が最大の売りだとのこと。しかも印刷物とかノベリティとかのハードの製作物は全部外注なんだそうです。
えっ?マジ?
しかも僕から聞いたわけではないですが、前期の売上げが5億とのこと、、、
3年前の半分以下じゃぁ〜ん!
面接でその会社を知ることはとても重要
・営業全員を管理する人間をなぜか中途で募集している
・会社の売りがまさかの”マーケティング力”のみ
・製作物が全て外注
・会社の雰囲気が暗い
ことからの僕の判断では、、、有力な顧客はほとんど資金力/情報力のある大手代理店に持っていかれてしまい、
現状相当な窮地に陥っていて、救世主を外部から求めて募集をかけた、、のだと思います。
だから想定年収も高めだし、内部に現状を打開できる人がいないから募集をかけたのでしょう。
だって営業10人いるなら、そこから管理職を1人昇格させれば余計な人件費かかんないじゃん!
面接ということで出し惜しみはできないので、結構いろんなアイデア喋っちゃったなぁ、タダで情報を得てそれを営業活動に使ったりするんだろうなぁ、たくさん面接して全員落として彼らのアイデアだけ貰っちゃうこともできるなぁ、、、まぁ受かっても行かないけど、、、と妄想していましたが、
当然のように落ちました
絶対計画的だろっ!
その7へ続く
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